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2019-12-21

冬のにおい

枯葉はいい匂い。風薫る緑も、甘やかに誘う花もなくなる冬を前に落ち葉の協奏曲。踏みしめる音も香りも胸に刻んで。体調あがらず。メタセコイア並木 相模原公園 北里大学病院 卵巣癌診察の晩秋 2015.12.16

冬の香りは気配でしょうか。香りというより薫り。澄んだ冷たい風が頰に触れる。灯油の燃えた残り香がそこはかとなく漂ってくる。嗅覚じゃなく肌で感じとる。冬には「におい」がなじむ。

冬は香りのない季節といわれます。温度が下がると嗅覚の働きが落ちて香りを弱く感じ、湿度が低くなれば匂いの成分が広がりにくい。お茶の葉や珈琲豆が古くなったわけでなく季節や環境で体調が変わる。嗅覚は繊細なのですね。

人が人のために祈るという教会の空気が肌に伝わる。ロウソクの燃える匂いは温かい。

で、私の嗅覚、落ちまくってます。風邪、長引いてます。香りのない生活は目に映るものの輪郭を少しずつ崩して色が褪せるような毎日。あれもこれもどうでもいいんじゃないかなぁと思ってしまう。音も音楽も恋しいと思えない。食べたいものも浮かばない。あぁ美味しい!とは香りあってこそ。

猫のおなかはいい匂い。太陽のひなたのにおい。くんくんしながら寝ちゃうよね。仔猫はすぐに大きくなるよ。友人宅にて。

欲が削ぎ落とされてゆく…このかんじ、高齢者の感覚じゃないだろうか。自然にたどる道ならば、鼻を効かせて生き抜こうじゃないのと…やっと回復してくれば思うわけですが。

20日ぶりに珈琲豆を挽く…珈琲なし新記録3週間↑Paris 雰囲気の良いカフェで( ・ ・̥ )2014.10.25

においは直感で感じるもの。人も動物であると。心を動かされ奪われる。匂いは生きてるって思わせるもの。

心を動かす何か。期待させる何か。これを色気というのなら、なぜだか惹きつけられてしまうことには理由なんかないのでしょう。

下血騒ぎ…今年は最後まで病院と縁きれず。結果オーライで実家帰りスキンケアを買い足しに横浜へ。素敵な店員さんには会えず…( ; ; )
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