青い切符

横浜新道から国道1号を抜けて遊行寺の坂を下ってT-SITE、松下政経塾から海へと続く134号までが湘南新道。箱根駅伝で”湘南の海が見えてきました”とヘリコプターがいうあたりで、横浜新道、逗葉新道、桜道新道、略して新道とだけいうお年寄りもいるから地元民でさえもややこしい道の名前だけれど細い道ばかりの住宅地からひらけた幅広二車線の道路は走りやすい。

税務署への予定が押せ押せになって気が急いていて、前を走る車はノロノロと30km、ブレーキを踏むタイミング、テンポも悪く、黄色の信号で止まるちょぉー安全運転に私はイライラしていて、横道からやっと抜けられてホッとしたところ、白バイが走ってきてピタリと横づけされてもなんのことかわからなくて、どぉしました？と間抜けなことを聞いたのでした。

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「お急ぎですか？」…で。速度違反に気がつく。はぁ…15kmオーバー？この道50kmでなんかで走ってるわけないでしょう？「そうでしょうね」

10年ゴールドで違反してしないわけだし厳しすぎません？…「もちろん無茶な運転される方とは思ってないですよ」この距離だと一瞬ですよ、5秒くらいでしょ私。「ええ、5秒でした」ノルマですか？イジメですか？

云々……言ったところでどうなるものではないけれど、言わないと気がすまないのですよ。言ったところでぜんぜんスッキリするわけじゃないけど あ″～どうしてくれよぉー！‼︎

トラックがお行儀良く走りはじめる高速道路だと近くで取り締まってるんだなぁーって警戒するんだけれど、まさか広い二車線の一般道路で…

またどうして今、この時間に取り締まってるんですか？「ちょうどそこの小学校の下校時間なんですよね。気をつけないと」何秒だったら見逃してくれるんですか？「うーん。後ろから来る私の白バイに気がつきませんでしたか？」とかとか…この際往生際悪く質問してみる。

切符を切られている待ち時間…確かにここで捕まることは運が悪いともいうかも。前後にまったく車がいない時間帯など、この道ではありえないから。5秒とはいえバックミラーに写る白バイが目に入らなかったことも運転が荒くなってる傾向で、実際、こういうことが危険なサインであることに間違いなく、いわゆる慢心運転…大きな事故にならなくてよかったと反省もするのだけれど、それにしても白バイのその人は、なんというかその清潔感溢れる容貌、語り口、口汚く罵っているわたしに最後まで優しく語りかける…これはどういうことだろう？機動隊のエリートと言われる自信？安全を守るという仕事に対するブレない姿勢？…そのメンタルに興味がわいてしまう。とはいえ暴言失言をお詫びすれば「自分を省みる出来事としてくださいね」なんて白い歯をキラリとさせて言ったあと、青い制服で颯爽と渋滞しはじめた(今頃⁉︎)道の交通整理して車列に入れてくれてひと言「お気をつけて」

吾日三省吾身 ー「論語」

吾（われ）日（ひ）に三（み）たび吾（わ）が身（み）を省（かえり）みる。

自分の行動を一日に何度も反省する

でも、2点減点、ブルーへ転落、反則金15,000円 　(；_；)