Happy children’s day!
ラオスでは「子どもからお土産を買わないでください」と国が発信しているのだそうです。
発展途上の国や少数民族の観光地では絵葉書や民芸品などのお土産を観光客に売ろうとこどもたちがわっと集まってくることは日常のことで、祝祭日だけでなく平日もとなると学校には行っているのだろうかと心配になる。
可哀想だと思って買ってくれるだろうことを、じゅうぶんわかっているからこどもたちに親は物売りをさせるのです。家族のために、お母さんがほめてくれるから、こどもたちは頑張ります。買ってくれるまで、どこまでもついてきて、観光どころじゃなくなってしまうこともしばしば。根負けして買ってしまえば、この悪循環が断ち切れることはないのですが、それだけ生活が厳しいという現実です。
「今の貧困を救ってあげなくて誰がするの?」という考え方の知り合いは値段以上のお金を必ず払うのだというし、「買ってやった」と鼻息荒いお大尽な方もいらっしゃる。もちろんそれぞれの思いもあるでしょうけれど、人は弱く、楽に手にした報酬を忘れることができなくなってしまうものです。
ミャンマーの仏塔周辺の男の子が日本円の100円玉を見せて、私の持っているミャンマー 通貨(チャット)と交換してよーと言われた時は、なんと!レートの差額までも稼がせるのかと驚いてしまった。そんなことをこどもにさせちゃダメだよ。こどもたちの顔が卑屈に、ズルくなっちゃうよ。
買ってもらえるものを作ろうとする努力。可哀想だから買ってもらうのではない、工夫をして買ってもらう未来を手に入れて欲しいと思うのです。
「子どもからお土産を買わないといいう教育支援」 教育を子どもたちみんなに。
夢を持てる未来を願って。
*世界こどもの日に 11月20日*
ホーチミンで水上人形劇の劇場を探していたら、「日本の人?僕、川崎にいたんだよ。楽しかったな。またいつか行くよ。頑張ってる。人形劇でしょ。連れて行くからついて来て!」チップ欲しさかとの警戒する私の様子を気にもせず「ここだよ!楽しんで。もし日本で会えたら絶対声かけて」手を振って颯爽と走って行く風のなんとさわやかな。君の輝く未来に乾杯!
「ロンヴァン水上人形劇場」
「nhà hát múa rối nước rồng vàng」